The branding programとは
企業の買収・合併によって骨と皮は繋いだが、育つ筋肉はない。マーケティング競争による差別化戦略、一極集中、プラットフォーム化、学び舎から仕組みとルールに浸かり、仕事も仕組みとルールがあることが常識。既存の常識ではなく、新たな市場創造ができるモノ・サービスの価値をブランディングできることが、未来市場で生き残る唯一の術ではないか。今の延長上の市場の奪い合いか、ゼロから創る仕組みとルールの中での市場創りか。売る(売れる)ことが前提の買わせられる(買わなければならない)マーケティングではなく、モノ・サービスを概念化し(使命感があることが前提だが)、届けたい届けてほしい顧客に本質を届けるマーケティングであるべきだ。もっと造り手は使命感をもって本質を追求し、伝え手は本質を届けたい使命感で伝えてほしい。
当プログラムは、忘れてきた日本人のモノ・サービスの本質を概念化するツールである。ブランドをきっちり管理する時代に、自ら汗をかき考えた管理実行は、未来を勝ち抜く必須業務だ。
ブランド化とは、保証された品質を持つモノ・サービスの提供価値を中長期的に市場に浸透させて、そのオリジナリティーを認知させながら競争優位に立つことである。ブランド化のためには、その源流の一滴をどう決めるかにある。価値軸の持つ世界観をブラさないために、ルール、やらないことを決めること。このしずく一滴を『The branding program』で決めていく。生産・企画・販売の流通戦略やマーケティング戦略の前に、必要な一滴をブランド化のために、きっちり業務として汗をかきましょう。
販売手段は変わる、ネットも物流も。だが、そもそもモノ・サービスを提供しているのだから、モノ・サービスの本質を鍛えるべきだ。そして本質を概念化して、視覚化してブランドの世界観が滲み出るように新たな仕組みとルールを創ることだ。競争相手に相対的な比較価値を高める時代から絶対的価値を確立する時代になった。『The branding program』は、ブランド化を約束するプログラムだ。イメージを大事にすることが得意な日本人だからこそ、日本の良きモノ・サービスのブランド化は可能だ。
そして、マネタイズには、ブランド本質の概念化を遂行できる体制創りが必要だ。もちろん本質の概念化が前提だが、合わせて、モノを届ける流通体制と伝える広告手法は、時代とテクノロジーおよびシンプル化を自ら検討して組み立てるべきである。
- 課題やねらい、展望の考察
- 価値を受ける顧客(ターゲット顧客)の設定:使命感、目指すゴール像
- 届けるモノ・サービスの本質の引き出し:実質的価値、情緒的価値
- 時代・環境・ニーズ(市場)の整理(ただし、従来のマーケティング要素であり、新市場創造は生まれない):社会貢献、環境配慮、ガバナンス
- 本質の概念化 5-1ターゲット顧客の選定 5-2ベネフィットの設定 5-3ブランド価値の設定(一方的に企業が提供したい価値ではない)5-4ブランド人格の設定 5-5ブランドビジョン 5-6ブランドプロポジション 5-7右上ポジションの市場設定 5-8ブランドプロミス 5-9ブランド体験 5-10言語コミュニケーションガイドライン策定 5-11ブランド名称 5-12ブランドストーリー 5-13タグライン設定
- ビジュアルスタイルのガイドライン設定
- 顧客が見て聞いて触れて感じる制作物構築
- インナーブランディング
- ブランド価値管理